転職に役立つキャリアアンカー診断


転職活動をしている人の間で注目されているのが、キャリアアンカー診断です。キャリアアンカーは、アメリカの組織心理学者によって提唱されました。キャリアアンカーは、仕事に対する自分の価値観や欲求などをチェックするための理論です。キャリアアンンカーでは、「ワークライフバランス」や「社会貢献」といった、8つのタイプのどれに該当するかで、価値観や欲求をチェックします。キャリアアンカーの特徴は、自分が大切にしていることをベースに診断を行っていくことです。

この診断のアプローチは、適性やスキルなどから、その人を分類していく診断とは少し異なります。キャリアアンカーの診断結果は、自分の人生観とも深く関わっており、例えば「ワークライフバランス」のタイプに属する人は、自身の欲求や家族と仕事とのバランスを重視傾向にあるといわれます。また、「社会貢献」に属する人は、社会に貢献することに働く意義や喜びを感じるそうです。そのため、転職活動でキャリアアンカーの診断結果を参考にすることは、自身が幸せを感じながら働くために大切なのです。

転職で失敗してしまう人は、自分の価値観や欲求を正確に把握できていないケースが多々あります。ですから、転職する前に自分自身の価値観についてしっかりと把握しておくと、仕事内容や職場を選ぶときに役立つはずです。これから転職をする人は、自己分析の一環としてキャリアアンカー診断にトライしてみてはいかがでしょう。